深夜作業はきつくなってきた

先日、ある商業施設の中の店舗に15台のテーブルを搬入してきた。営業の終わる23時から翌朝の5時まで、組み立てや設えをする。こうした店舗関係の仕事では、深夜の作業は当たり前で、他の業者共々ゴキブリ産業とか自嘲している。それはまあいいのだが、もうさすがに徹夜仕事は体にこたえる。一人ではとても無理なので、今回も、木工房またに の若森昭夫君に応援してもらった。体がこたえるのは、深夜も全館にかけられている空調のせいもあるように思う。Tシャツ1枚になって作業しているが、暑くても汗をかかない。かいてはいるのだろうが、その端から空調に吸い取られるように乾燥していくのだろう。異様に喉が乾く。こういう環境に終日身を置くのは、かなり不健康なことだと思うが、いまや全就業者の7割を占める三次産業従事者のかなりの人たちはそうなのだろう。それなら、暑い、寒いとぼやきながら働いている今のほうがいいやと思う。

今年60歳になるのを期に、仕事のやり方を整理していくつもりにしている。

on_work_desk

山がきれいに見えた

機械の付属品の後は、3日間ひたすら鉋かけが続いた。重くて硬いナラを、4枚の鉋で研いでは削る。

先週末は、この冬初めて冠雪した鈴鹿の山並みがきれいに見えた。

御在所岳と鎌ヶ岳 OLYMPUS PEN E-P5 M.ZUIKO 45mm F1.8

御在所岳と鎌ヶ岳。1月22日。
OLYMPUS PEN E-P5 M.ZUIKO 45mm F1.8

同じく御在所岳と鎌ヶ岳。1月24日。別の場所から。
OLYMPUSU PEN E-P5 M.ZUIKO 45mm F1.8

 

私は、デジカメはだいたい絞り優先AE(自動露出)モードで使っている。仕事柄、被写体のどの部分にまで焦点を当てるか(被写界深度)という点が気になるからだ。デジカメの良い点は、それを液晶で確認しながら撮影できることだ。最近では、さらにそれをWiFiで飛ばしてタブレットなどのより大きなディスプレイで見る事が出来る。

ただ、こうした遠くの風景を撮る場合は、絞りを8程度にして焦点を無限遠にしておけば、あとはカメラの方でいいように写してくれるさとザックリ、シャッターを押す。たまにはと、カメラが撮影シーンに最適な撮影モードを自動的に設定するフルオートモードです。というiAUTOというのも使ってみた。それが、下の画像。いずれも画像サイズを縮小しただけで、補正もトリミングもしていません。

"iAUTO"モードで撮る

“iAUTO”モードで撮る
OLYMPUS PEN E-P5 / M.ZUIKO 45mm F1.8

"iAUTO"モードで撮る。

“iAUTO”モードで撮る。
OLYMPUS PEN E-P5 / M.ZUIKO 45mm F1.8

なんだかねえ。こうしたギトギトで目に痛いような絵は、いかにもデジカメらしい画像と言えるのかもしれません。Exifデータを見ると、絞り9.0(上の画像)、10.0(下)。Contrast・ハード、Sharpness・ハードなどとなっています。画素数と見かけ上の高解像度を売りにするため、こうした設定をしているのでしょう。しかし、老舗の光学メーカーであるオリンパスの考える撮影シーンに最適な設定というのがこれでは、寂しい気がします。

機械の付属品のように仕事をしている

年明けから、機械の付属品のように仕事をしている。木工という仕事が、木工機械と電動工具だけでやれてしまうものなら、続けていない、というかそもそもはじめていなかったと思います。おまけに、今使っている材料は、重くてよく刺がささる。ナラの小径木の柾目で、ほとんど芯の部分まで挽いてある(寸検値を稼ぐため?)ため、その部分がよくむしれてくる。少々のことは職業柄慣れっこのはずなのだが、今回はきつい。暫く前に使ったウエンジというアフリカ材以来かな。

ナラの柾目。これで、0.6立米ほどある。

ナラの柾目。これで、0.6立米ほどある。

特に、右手の小指の爪の間に刺さったものがやっかいで、奥深く入って取れない。2〜3日置いて頭が出てからと放置してあるが、ズキズキ痛む。今さら気がついたのだが、こうしてキーボードを打つ時に右手小指というのは、EnterBackspace(音引き)などけっこう使う。私の場合は、101英字キーボードを使っていて、大きなSpaceキーで日本語変換、Enterで確定としており、右手小指でEnterをガチガチ叩いて、打鍵のリズムをとっている。今は、薬指で代用しているが、どうも具合が悪い。

ついでに言うと、このブログの記事もEmacsというUnixLinuxの定番のエディターで入力している。それを、HTMLとしてディスクに保存してから、あらためて、WordPressのテキストモードという投稿モードに貼り付けている。バックアップにもなるし、そのまま別にHTMLとしてアップも出来る。そのEmacsでは、編集のショートカットでCntrlキーの同時押しを頻繁に使う。そのため、設定でCntrlキーとCapsLockキーを入れ替えている。そのCntrlキーを左手小指で押さえる。これも、Linux使いの定番の設定なのだが、やはり左手小指が使えなくなると、まともに入力が出来なくなるなとか思う。

EmacsでHTMLを編集。スクリーンショット。

EmacsでHTMLを編集。スクリーンショット。

 

端材さし上げます → 終了しました

年末にやりそこねた工房の掃除と片付けを、年が明けてからボチボチと始めました。いつものように、かなりの量の端材をストーブの燃料や風呂の焚付に引き取ってもらいました。その中で、プレーナーのかかったものなど、いつもの事ながら捨てるにはしのびない。積み木などのおもちゃか、工作の材料になりませんか? 宜しければ、もらって下さい。もちろん、無料ですが、送料だけ負担して下さい。ヤマト運輸の着払いで送ります。

応募は、下記へのメール限定で、ご希望されるものを指定の上、送り先を明記して下さい。基本は、先着順とさせて下さい。

roktal@d6.dion.ne.jp

1.アルダー端材 → 終了しました

アルダー端材。大きさは、CDケースを参考にして下さい。

アルダー端材。大きさは、CDケースを参考にして下さい。

比較的、柔らかく軽い手に馴染みの良い優しい材料です。積み木遊びに最適かと思います。塗料も接着剤も付いていません。

 

2.クリ端材 → 終了しました

クリの框や桟の余りです。

クリの框や桟の余り他です。

ピンク色になっているものは、漆の下地用に柿渋を塗布したものです。

 

3.お盆か、皿の材料にどうでしょう → 終了しました

前方真ん中のメープルは、きれいな板です。

前方真ん中のメープルは、きれいな板です。

メープル、ラワン、ナラ、アルダー、ケヤキなど

 

4.ワークショップあまり ミニテーブルキット → 終了しました

ワークショップのミニテーブルのキットですが、幕板が1枚不足。

ワークショップのミニテーブルのキットですが、幕板が1枚不足。

木の仕事展IN東海2015のワークショップのミニテーブルの材料です。残念ながら、長手の幕板が1枚不足しています。ナラ、タモなどです。

虹を見た

6日に次の仕事のサンプルを見せて了解をえる。年末からの懸案だった諸々が、ひと通り解決する。

その翌朝、仕事に向かう道すがら、堤防の桜の上の西の空に虹が架かっていた。

OLYMPUS PEN E-P5 / M.ZUIKO 45mm F1.8

OLYMPUS PEN E-P5 / M.ZUIKO 45mm F1.8

あけましておめでとうございます

皆様、本年も、どうか宜しくおつきあい下さい。

年末から、慌ただしくも、嬉しい、楽しい濃密な時間を過ごさせてもらいました。今年は、新しいというか久しぶりな正月の迎え方となりましたが、三が日も休むことが出来ました。明日から、また暫くは気の抜けない時間が続きますが、なんとか気持ちと体のリセットになったかな。

たまには、少しはそれらしい写真を添付。ただし年末に出かけた折に撮ったものです。

竹生島。しばらくはこのレンズで遊べそうです。 KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8 DMC-GX7

竹生島。しばらくはこのレンズで遊べそうです。
KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8 MFT / LUMIX DMC-GX7

 

バタバタと仕事をしています

今年は、大晦日・31日まで、仕事をすることになりそうです。自分の段取りの悪さのゆえだから仕方ありません。頑張って正月は三が日くらいは休みたいと思いますが、どうなることやら。

さて、今年もたくさんの方にお世話になりました。色々お迷惑をかけた方、申しわけありませんでした。それと、こんなブログを覗いて下さった方々、どうもありがとうございました。良いお年をお迎えください。

KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8 MFT / LUMIX DMC-GX7 このレンズは、こういうつまらい絵が、でもなんの補正もなしに普通に撮れる。

KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8 MFT / LUMIX DMC-GX7
このレンズは、こういうつまらい絵が、でもなんの補正もなしに普通に撮れる。

KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8 MFT / LUMIX DMC-GX7 F=8 無限遠

KOWA PROMINAR 8.5mm F2.8 MFT / LUMIX DMC-GX7
F=8 無限遠

残業

もう無理がきかない体になってしまったが、それでも少しは残業をしている。今年の冬は、まだ暖かいので助かる。

それにしても、オリンパスの5軸手ぶれ補正というのは、よく効く。薄暗い工房で、ISO200に固定してシャッター速度・1/8秒でも、手持ちでこの程度に写る。ピントは、加工材の先端のホゾに。

ベッドのスノコを横切り盤で加工する。OLYMPUS PEN E-P5 / M.ZUIKO 45mm F1.8

ベッドのスノコを横切り盤で加工する。OLYMPUS PEN E-P5 / M.ZUIKO 45mm F1.8