第12回木のある暮らし展無事終了しました

第12回木のある暮らし展終了しました。古くからのお付き合い頂いているお客さん、新しいお客さん、通りすがりの人、今回もいろいろお話させていただいてありがとうございます。ともすれば一人よがりになりがちな私達個人営業の木工屋にとって、こうした機会は本当に貴重なものです。久しぶりにお会いして、その間に罹った病気のことなどうかがって、私も云々となるのは、年相応ということでしょう。

週末はたくさん親子連れで来場していただきました

週末はたくさん親子連れで来場していただきました

今回の私の展示で、比較的評判の良かったというか話題にしてもらったのは、スケルトンスリーズの机とスツールでした。以前からこれに類したものは作っていたのですが、セットで並べることにより、注目してもらったのかもしれません。名古屋のお客さんよりも良い印象を持っていただいたようです。このあたり、関西の進取の気風というか、新しいものすき、おもろいもん好きというか、そうした雰囲気を確かに感じます。関西は、私が学生時代から長く暮らし、木工を学び修行した地です。これからも様々なつながりを大切にしていきたいと思います。

ワークショップ。お父さんは大工さんでした

ワークショップ。お父さんは大工さんでした

 

 

第12回木のある暮らし展開催中

第12回木のある暮らし展、昨日7日と本日8日在廊しておりました。

ずっと以前からのお客さんや、お付き合い頂いている方たちに来ていただいてありがたいことです。段取りすべてをお任せして、こうした場を毎年提供して下さっているまどりのスタッフの皆さんにも感謝しております。

まどりのスタッフの皆さん

まどりのスタッフの皆さん

ワークショップは、準備も含めてけっこうたいへんなんですが、参加される皆さんの真剣さと出来上がった時の満足そうな様子を拝見すると、やはり続けなくてはと思います。なにより、実際に木に触って自分で加工してみるということが、木製品というものに対する理解を広げる意味で大切だし、鉋かけなども実際にやっていただくと、そうした作業を大切にした仕事の意味を分かっていただけるのではないかと思っています。

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親子で参加

 

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鉋かけ

 

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完成した作品とご一緒に

 

明日が最終日になります。

今朝は、ひばりが鳴いていました

今朝は、雨上がりの川原で今年初めてひばりのさえずりを聞きました。

月も新月に近く、朝の金星もひとり輝いているように見えます。たしかシューベルトの歌曲で、星よ、なぜお前は一人ぼっち・・・とか言った歌詞のものがあったなあ、マイアーホッファーだったけ?探したら、"Abentstern D806" 。あら、夕方の星だった。

夕方、早く仕事を切り上げて名古屋大曽根の三光堂さんへ。老舗の高級文具店で、上品なご夫婦がやっていらっしゃるそれはそれは気持ちの良いお店でした。

いつ雨が降るかという曇り空に湿った生暖かい風の吹く妙な天気でした。名駅前での一枚。このGXR A12 28mm というカメラとユニットの組み合わせで都会を撮ると、なんだか昔見た古い無声映画時代のSF怪作、フリッツ・ラングの『メトロポリス』の絵のように写ることがあります。

GXR A12 28mm

GXR A12 28mm

月も並んでいる

ISO3200だと、金星もノイズに埋もれてしまいます GXR A12 28mm

ISO3200だと、金星もノイズに埋もれてしまいます GXR A12 28mm

せっかくならんでいるのに、月の方が金星にそっぽを向いているようにも見えます。まあ、先月は逆でしたけどね。

散歩カメラ・RICOH GXR

早めに切り上げたと言っても、軽トラで京都往復というのは少々疲れます。今日は、日曜日という気の緩みもあってか寝過ごしてしまいました。

南の空に朝の月

南の空に朝の月

あと、先週見つけた素敵な景色。いずれもGXRに、珍しく50mmを付けて自転車で。

GXR A1250mm

GXR A1250mm

GXR A12 50mm

GXR A12 50mm

 

トチの木 その3

たましひのやうやく休息(やす)むときを得て千の)の葉を捨てし栃の樹

図書館で借りた『斎藤史歌集 記憶の茂み』の中の一首。昨晩、床に入ってから読んだもの。

斎藤史さんには、認知症の盲母を詠んだ一連の鬼気迫るような歌があります。それらは安直に引用するのが憚られるようなものです。興味のある人は、図書館などで、お読み下さい。

晩秋のトチの木

晩秋のトチの木

第12回木のある暮らし展に出展します

私が長らくお世話になっているNPO法人・まどりさん主催の、第12回木のある暮らし展に、出展いたします。是非お越しください。私の他にも、5人の工房家具を営む人も参加します。主催者のまどりさんの活動趣旨にそって、出展される家具・木工品はすべて合板類、VOC(揮発性有機化合物)を含む接着剤・塗料を使用していないものに限られています。

  • 主催;NPO法人まどり
  • 日時;3月4日(火)〜9日(日) 9時〜17時
  • 場所;近畿中国森林管理局森林のギャラリー 大阪市北区天満橋1丁目8−75

詳しくは、こちらにPDFファイルを置いておきます。ご覧ください。

なお、私は8日(土)、9日(日)は終日在廊予定で、8日はワークショップを担当します。そのほか平日も適宜駐在予定ですので、来場される場合は事前に声をかけて頂けば幸いです。

E-mail roktal@d6.dion.ne.jp   携帯 090-2701-6403

12回木のある暮らし展

雪で納品を延期

14日朝の海蔵川の堤防

14日朝の海蔵川の堤防

一昨日は、こちらもひどい雪でした。翌日(15日)に納品の予定で、仕事は外せません。予報では夜まで雪が降り続き、先週より積雪もありそうなので車を置いて歩いて仕事場に向かいます。結局、納品は来週に延期してもらったのですが、やりかけていたので最後の仕上げと調整を夜の9時くらいまで続けました。あまりに低い気温は、それだけで体力を奪うようです。納品の延期で気が抜けてしまった事もあって、昨日は午後からへたって寝てしまいました。振り返ると、この時季は例年バタバタしています。私などの仕事は年度末云々はあまり関係ないように思うんですが。

そういう面でも、自分では滅多に買わなくなった甘いものが、熱い紅茶とともに冷えて疲れた体にはありがたいです。

RR

ポッと予定が空いたこともこともあって、今日は、名古屋今池のシネマテークに、ポーランド映画を2本、見に行きました。実は見たいと思っていたのです。『コルチャック先生』と、『戦いのあとの風景』、いずれもアンジェイ・ワイダ監督の作品です。もう、レビューめいた事を書くのはやめますが、こうした映画を見ると、ヨーロッパの大陸の国が、レイシズムやネオナチに対して、あるいはコソボや旧ユーゴでの戦争犯罪に対して厳しい態度で望む理由が少し理解できる気がします。『コルチャック先生』も、ポーランドとドイツの合作です。それは、ドイツにとってみれば安重根アン・ジュングンの伝記映画を日韓合作で作るようなものでしょう。足を踏まれた者の立場になって、そうしたことをやってみることは必要です。それは、別に自虐でもなんでもなく、日本と日本人とっても国際的な信頼と尊敬を受けるに不可欠なことだと信じます。