木の仕事展IN東海2015、本日無事終了いたしました。行楽日和なお休みにわざわざ足を運んで下さった皆様、本当にありがとうございました。
出展者の1人としての、まとめや感想、総括は、またあらためます。本日もワークショップ参加してくださった方々を紹介いたします。
木の仕事展IN東海2015、本日無事終了いたしました。行楽日和なお休みにわざわざ足を運んで下さった皆様、本当にありがとうございました。
出展者の1人としての、まとめや感想、総括は、またあらためます。本日もワークショップ参加してくださった方々を紹介いたします。
今年は、通常の仕事が忙しく新作があまり出来ずに申しわけありません。その中で新しい出展です。
やはり今回もワークショップ要員となっております。
こちらは、出展者のひとり中井さんの、前挽大鋸の実演と体験コーナー。これはすごい!
私も加入している「木の仕事の会」の東海地方のメンバーによるグループ展です。私も参加します。
地図は、こちらにあります。→木の仕事展IN東海2015 DM裏
今回は、私は和の棚、和の机、それに小箱と、最近の志向のものを出展予定です。それと、
いつも、私は鳴り物係兼、お茶接待係兼、ワークショップ担当のような役回りです。今回は、鳴り物は、古いLPレコードの演奏、ワークショップは、色々と評判の良かったミニテーブルを考えています。
この2寸の鑿を買ったのは、ずいぶんと前になる。ある仕事で必要で、でも自分で道具屋を物色する時間もなく、当時付き合っていた機械屋が、手道具も扱っているとの事で頼んで持ってきてもらった。プレミアの付くようなプランド銘のものではないが、一目、良さそうなものだったので、買った。値段は、それでも特殊な刃物になるので、安くはなかった。今なら、型落ちのミラーレスカメラのダブルレンズキットが買えるくらいの値段だった。以降、使用頻度は高くないが、重宝している。普通に良く切れる。昨年の『木の仕事展IN東海2014』のDMに、その写真を使った。
その用途は、画像のように導付の仕上げになる。よく研ぎあげてあれば、凛とした美しい切断面となる。これを例えば、1寸2分くらいの鑿で、2回に分けて削っても、慎重に行えば実用上は問題なく仕上がる。しかし、仕事として数をこなしていかなくてはならない場合、微妙な段差が出来たりする事もあり、面白くない。
ちなみに、2寸の鑿の場合、この場合のように1寸4分(42ミリ)の材の留加工が出来る事になる(42✕1.4=58.8)。框や、こうした端ばめ加工なら、実用上これで充分だと思う。
今なら、トリマーにジグを当ててむしり取って、角だけ鑿で修正と言うやり方がある、というかそれが主流かもしれない。しかし、私はそうして回転する機械の刃物で切断したり、むしり取ったりする工作が嫌いなのだ。もちろん、今やそれ(機械作業)なくしては仕事としての木工など成り立たないし、現に私も使ってる。ただ、それは木取りや大まかな木造りまでにして、仕上げに近づくほど刃物を使った手作業の割合を増やしたい。年を取るにつれて、その思いはますます強くなってきました。動力の木工機械や電動工具の音や、手や体に伝わる振動が、最近はいよいよ苦痛に感じるようになった。
それに、いくら機械の精度と調整がよくても、前も触れたように導突き鋸で挽いたり(剣留と導突鋸)、こうしてよく研ぎあげた鑿で削った切断面の方が綺麗だ。それに対する自己満足が、私がこの仕事を続ける動機付けになってきた。