木の仕事の会主催の木の仕事展´11に出展させてもらっている。そのため今日から三日間大阪泊となる。最近は大阪に泊まるときはもっぱら釜ヶ崎のドヤ(簡易宿泊所)にしている。かつての労働者の街もいまや半ば高齢者とバックパッカーの街となり、こうした宿泊所の客も半数は外国人という感じだ。それも微妙な住み分けがあるようで前に泊まった一泊1,500円なりの宿は中国人や韓国人と思しきアジア系の人たちが多かった。中の案内の表記もハングルや中国語が英語とならんであった。今日の一泊2,000円のところは英語表記のみで、客も白人のしかも女が多い。ムームーのようなだらしないワンピ姿で足を組んで、一階の無料のネットパソコンを占領している。一旦外に出て2時間後くらいに戻ったらまだその一段がパソコンをいじっていた。
500円の違いは、歯ブラシやバスタオルのあるなしと、ネット環境の違いか?しかし無線LANに接続しようとすると、無数のアクセスポイントがある。となりの宿のそれの方が無線が強かったりする。バックパッカーとりわけ海外からの人にとってはネット環境というのはある意味必須の条件だろうな。5年ほど前に訪れたイギリスやアイルランドのネット環境が、多少は時代の違いはあるとは言え極めて貧弱だった事を考えると当然に無線LANが使えて、しかも無料使用のパソコンが並んでいるというのは、まあすごいことなんだろうなとは思う。
部屋に入ると少し汗臭いのは、この手の宿はどこも同じ。それと今回はバスタオルがどこかタバコ臭いぞ。喫煙者は両方ともおそらく気にならないというか気がつかないような話。そんなこともあるかと自前でバスタオルを持ってきたのでそれを使う。洗濯機も簡単な調理器具もあるが、普通の金銭感覚ならそんな物必要ないほど近辺は食うのも飲むのも安い。一般に思われているよりよほど治安もいいし、その意味ではここは天国釜ヶ崎
というのは変わらないと思う。