確定申告

日付も変わる頃になって、ようやく確定申告の書類が出来ました。私は、住民番号とかいう物を見もせずに破いて捨ててしまったので、e-taxとか言うシステムは利用できません。それでも、国税のページから入力して提出書類の計算と印刷ができるので便利になりました。入力環境は例によってWindowsとMacにのみ保証されていますが、私のようなLinuxとfirefoxという超マイナーなOSとブラウザでも問題なく出来ます。それに、これが始まった頃よりも随分動作も軽くなりました。

さて、毎年この季節、このわずらわしい作業をしていつも思うのですが、50代のいいオッサンの一年間の収支がこんなものかという寂寥感のようなものはやはり感じます。まあ、それは私と同じような境遇で仕事をしている人たちは多かれ少なかれ同じような事を感じているだろうし、だからといってサラリーマンに戻りたいとは全く思わないのも同じでしょう。

3回めの3.11が過ぎてしまいました。それでも毎年この日の式典はテレビで見るようにしています。ことしも3人の遺族の方の切々たる言葉に頭を垂れるよりありません。

展示会の期間中に天神橋筋商店街を、天六から大川まで縦断したのですが、途中の天牛書店で買った2冊。いずれも装丁に惹かれました。簡素でも美しい装丁の本は、すべからく良い本です、誰がなんと言おうと。ちなみに、良寛歌集は680円、松田解子全詩集は1,000円でした。こうした古本屋めぐりは、残念ながら都会ならではの楽しみのひとつです。

天神橋筋商店街の天牛で買った2冊

天神橋筋商店街の天牛で買った2冊