昨日の憲法の日、老いさらばえた醜怪な姿を公衆に晒している政治家がいました。この人は、まだ自分の孫やひ孫にあたるような若い人に武器を持たせて人を殺し、また殺されるような国にすることに執着しているのでしょうか。その禍々しさは、もはや何かにとりつかれた魑魅魍魎のように思えてなりません。そんなことよりも、かつて自分が通産大臣だった時に推し進めた原子力発電が、この国を壊してしまったことを少しは反省して、その責任をどんな形にしろ取ってから公の場からさる。それがあなたの最後の役目でしょう。
少し前に、図書館の雑誌で読んでメモしてあった歌があります。さすがに、こんなものを引用するのは品がないと思っていましたが、このご老人がいまだ公人として憲法改正を叫んでいるのを聞くと、甘かったと思います。この人と石原慎太郎は一分でも一秒でも早く、すくなくとも公の場から姿を消してくれるのが日本のためだと信じます。
1918年生まれ、今年96歳か。
日本を原発大国にみちびきし中曽根康弘まだ生きている
原発の導入すすめ靖国の公式参拝したるナカソネ
日本を胡乱な国にした男ナガゾネヤズヒロぼくは嫌いだ
いずれも高野公彦さんの歌です。こうした歌も一緒に発表されていました。
海かぜに原発ねむるにんげんのいかがわしさの標本として
ゆっくりと起こる海進海退の一千年後原発無けむ