スケルトン・アンプでは、回路とかその定数は、既存の古いアンプから出力管と電源周りだけ変更して、そのまま流用するつもりでした。20年以上も前に作ったそのアンプを、懐かしさもあって測定しなおしたりして弄んでいるうちにハマってしまいました。
トランス類は、そのまま使うつもりで、新たに整流管を使った整流回路をバラックで組みます。随分以前に、回路実験というかデータをとるためにお菓子のブリキの箱を使いました。こんなものでもとっておくものです。球を変更するので出力管周りとNFB関係の定数だけ相応に変更するつもりでした。しかし、 オシロスコープの波形を眺めているうちに、我慢し切れなくなって 結局前段の回路から全面変更することにしました。このあたりのことは、また採ったデータとともに別に記事にしたいと思います。
古いボール盤を持ちだしてのシャーシの穴あけも終了。その鉄板の表面処理をどうするか、赤錆仕上げと悩んだのですが、今回は日本の古い鉄製金具で使われれている正絹磨きとしました。古いワラビ取手の再処理でやったことはあったのですが、これくらいの表面積のものに施すのは初めてです。色々問題はありそうですが、まあ今回は半分道楽ですからこんな所としておきます。マットな風情でなかなかに良い感じです。