今回のワークショップでは、ノミと鋸を使ってホゾ穴とホゾを作ってもらい、それを組み上げます。予め突いておいた溝に塩ビシートを2枚差し込んで、そこに写真などを挟み込んでフォトフレームにするというものでした。難易度の高い作業に思えますが、墨の付け方と、鑿と鋸の使い方の基本さえ抑えれば誰でも出来きます。それでも、3日間で合計9人の方に参加してもらったのですが、作業の仕方や仕上がりに皆さんのそれぞれの個性が色濃くでて面白かったです。写真を撮れなかった人もいて申しわけないのですが、顔出しを了承してもらった人は、その満足気な充実した良い表情を見てもらうためにも、お顔を含めて掲載させて頂きます。また、それぞれお使いの材の葉をいれてもらっています。
30分で出来ると言いながら、2時間やっていただいた最初の人。でも良い出来で楽しんでもらいました。チェリー。
学校に通いながら仕事の修行もされている頑張り屋さん。ナラで強い印象の仕上がりでした。
わざわざ東京から来て頂いたお客さま。カバで、江戸っ子風の勢のある仕事。講師は出展者の一人・若森さん。
唯一の男性参加者で、プロを目指す。さすがにお上手でした。ナラ。
出展者の一人・南部さんのお嬢さん。去年のショップに都合で参加出来ず一年越しに参加。門前の小僧の喩えの通り丁寧で見事な出来ばえ。クリ。
お二人とも大学の先生です。一人はわざわざ岡山から。二人そろうと普通のうるさいオバさんになる不思議。でも作業に入ると集中力はすごい・・・ナラとチェリー
出来ばえの良さは南部さんのお嬢さんと双璧の看護師さん。硬いナラに開けた穴と胴突き切断の綺麗さはお見事でした。
上の人の3分(9ミリ)の鑿で開けた穴と手鋸で刻んだホゾです。