ケヤキ

丸ス松井材木さんで購入した厚み2寸(60ミリ)のケヤキの板2枚。長さは、いわゆる1間もの(1800ミリ強)。仕上げは拭漆にするが、最近よくある黄色のケヤキは勘弁して欲しいと、松井さんにあらかじめお願いして選んでもらっていた。昔のような赤光りするような、これぞケヤキと言った材ではない若い木だが、予算のこともあり、今これくらいなら上等だと思う。

丸ス松井材木さんで買ったケヤキの板2枚

丸ス松井材木さんで買ったケヤキの板2枚

これを長さ方向に4枚、厚み方向に3枚に割って、更に縦に半分に割って計48枚の板にする。最終的には24の観音開きの戸板になる。1ヶ月ほど寝かせて応力の変化による歪みを出してから木造りをやり直す。

48枚の板にする。観音開きの戸板になる。

48枚の板にする。観音開きの戸板になる。

歩留まりから言うと、シラタを除いて考えても50%を切るか。この手の厚み・2寸、幅2尺程度の曲がった耳付き板というのは、かつては私も岐阜各務ヶ原の広葉樹の市でよく買った。しかし、結局使い勝手が悪くこうして切り刻んで小さな部材にしてしまう。