「フード・マイレージ」という言葉を教えてもらった

先日、50代最後の1年の始まりの日(←ややこしい書き方だ・・・)の前祝いという事で、地元の温泉で食事をごちそうになった。その時、フード・マイレージという言葉を教えてもらった(ウィキペディア 「フード・マイレージ」)。だから、その温泉の売店で、大分ではなくて三重県産の干し椎茸があったので買ったのだと・・・。なるほど。一般的な地産地消という言葉では見落としていた大事な観点がそこにある。

当然、ウッド・マイレージという言葉もあった(一般社団法人ウッドマイルズフォーラム)。『〇〇の木で家を建てる』という運動も、そうしたマイルズ(移動距離・エネルギー)を削減するという意味もあるのだと今さら知った。そうなると、我々が消費する家具材も、インドネシアなどの南洋材やシベリア材はけしからんが、北米や北欧産のものなら良かろうとはならない、やっぱり。私が使っているクリも、遠く離れた岩手や青森から持ってきたものだ。それはもちろん、自然なことではない。

フード・マイレージに戻ると、前掲のウィキペディアの記事によると日本が最悪かつダントツのマイレージ排出国のようだ。加えて最終消費者である私たちが、郊外型のスーパーや商業施設に車で乗りつけてまとめ買いするのも、マイレージを増やしているのだ。そうするとオバちゃんやオバアちゃん達のように、徒歩やママチャリで、地元の店やスーパーで買い物するのが一番自然でいいことなのだ。65歳で車をやめると言っている以上、歩ける範囲での店を守るためにも、買い物の仕方を見なおそうと思います。

下拵えをした鯵。愛知県産。こうした大衆魚でも、鯖などはノルウェー産だったりして驚く

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