これはヒメウズ(だと思う)。この花も、何年も抜いても抜いても咲いてくれます。小さな花で、しかも下を向いて咲いているため目立ちません。風にそよいだ 時など、その姿を垣間見れますが、しっとりとした風情の可憐な花です。ネットで見ると、撮影のために上を向かせた云々という画像もありました。うつむき加減に歩いている女性を、きれいな人だと言って、顎に手をあてて無理矢理上を向かせるような野蛮な所業に思われていやです。
こちらは、オニタビラコ(鬼田平子)。昨年か一昨年あたりから見かけるようになった。それにしても、かたやヒメ
で、こなたオニ
というのは、いかにも不公平だと思う。
さて、いまさらこんな花など撮り出したのは、あたらしいレンズを買ったからです。正確にはRICOHのGXRのS10というカメラユニットになるのですが、2009年に最初に発売されたこのシリーズの最初のユニットになります。徒花に終わったGXRシリーズの在庫整理か、投げ売り状態で8,000円ほどだったので、買ってしまいました。前に書いた不要不急な嗜好品の類
のひとつです。A16というユニットと画角はダブるのですが、こちらははるかに小型で(それこそGXRの真骨頂だったはず)、かなり寄って撮れるので、マクロ的な使い方が出来ます。と、物欲を合理化する屁理屈はいくらでも捏造可能なのです。