「あたらしい憲法のはなし」という昔の教科書をオンライン用のドキュメントとして、マークアップしてサイトに掲載しました。一昨年からの自衛隊の海外派兵と、それに便乗した形で出てきた憲法改悪論議の中で、作業を始めたのですが、放置してありました。ようやくこの正月休みを使って、アップ出来る形になりました。
現実におもねり、何の理想もなく、無定見でひたすら権力に執着するだけの小泉、神崎、その他のゴロツキのようなさもしい人々の手によって、私たちの憲法が変えられようとしています。
この「あたらしい憲法のはなし」は、今の憲法が施工された1947年から1952年までの間、教科書として、旧文部省から発行されていたものです。憲法の理想と意味するものが、平易な、しかし強い説得力のあることばで書かれています。今、ゴロツキどもの手によって変えられ、葬られようとしている憲法の理想がどこにあったのか、考える良い文書だと思います。
マークアップに際しての注意点は「あたらしい憲法のはなし」についてにまとめてあります。
かぎりなく深い秋空を仰いで
幼な子はきく
「お父さん、天国はあの上にありますの?」
「はあ」
「じゃ神さまもあそこにいなさるの?」
「そうでしょう・・・」
「敵の飛行機は、じゃ、天国をとんでくるの?」
「じゃ、お父さん、アメリカにも神さまがいますの?」
「・・・・・・」
宮本正清・「焼き殺されたいとし子らへ」より
2005年1月10日