atusi について

三重県四日市市で小さな木工所を営んでいます。

DMC-L1

中古で買ったデジカメ・パナソニックのDMC-L1の部品をネットで注文していた。このカメラはパナソニックの最初のレンズ交換式・プレミアム一眼なのだが、肩の力が入り過ぎて新旧のいろいろな要素が未消化で詰め込まれているという印象。商業的にも大失敗だったようで当初の販売価格に比して中古価格も安い。

マグニファイヤーアイカップ・VYC0973、パナセンスから購入。

¥1,470+送料・¥630で、¥2,100(内消費税 ¥100)。

後継機種であるDMC-L10用のオプション部品だが、L1にも問題なくついた。ファインダーが多少見えやすくなる(倍率・1.2)。ニコンのDK-21M改造(倍率・1.17)よりも、少しだけ像が大きくなったようにも思うが差は少ない。ただし、ただでさえ飛び出して不格好なファインダー接眼部がさらに不細工になる。せっかく買ったのだから、しばらく使うことにする。

HAKUBA液晶保護フィルム DMC-L1専用も届く。こちらは、¥500と送料・¥80、振り込み手数料・¥110で合計・¥690。

もともとこの中古のL1にも保護フィルムが張ってあったのだが、汎用品を使っているのか若干本体の液晶に対して小さかった。実用上問題はないのだろうが、気になり出すと不細工に見えてくる。L1は見るからにオヤジカメラなので、どうせならちゃんとしておきたい。これはネットオークションで購入。パソコンの古いパーツとか、こうした製造中止・型落の製品のそれも社外品のオプションパーツなどを探すのはやはり便利だ。

DMC-L1

Der tote Knabe(死んだ少年)

Brilliant ClassicレーベルのBrahms Choral Works、8枚組のボックスセット。2007年の1月に購入。税込みで2,669円だった。その中の1曲。

Es pochet ein Knabe leise
an Feinsliebchens Fensterlein;
Feinslieb sag, bist du darinnen?
Steh auf und laß mich ein!

Ich kann mit dir wohl sprechen
Doch dich einlassen nicht;
Ich bin mit Jemand versprochen,
Eine Zweiten mag ich micht!

Mit dem so du versprochen,
Feinsliebchen, der bin ich;
Reich mir dein Händelein weiße,
Vielleicht erkennst du mich.

Du riechest gar nach Erde,
Sag, Liebster, bist du tot?
Soll ich nach Erde nicht riechen,
Da ich in dem Grab geruht?

Weck Vater auf und Mutter,
Weck deine Freund all auf.
Grün Kränzelein sollst du tragen
Mit mir in den Himmel hinauf.


若者は、彼女の部屋の窓を小さく叩く。
中にいるの?
起きてきて、
中に入れてくださいな。

君にいっぱいお話があるのに、
中に入れてくれない。
私は、誰に対してでも言うことが出来るさ
君以外の人を絶対に好きになったりしない。

以下、訳すのにつかれました。でも怖い歌です。これももとはドイツの民謡か?

LPレコードの復活

昨晩の同窓会のせいか 少しセンチな気分になって今朝は森田童子のLPなどかけてみた。もちろん、私はリバイバルで森田童子を聞いた世代ではなく、このLPも30年以上も前のものだ。悪い環境と機械で聴き続けたせいで音が割れノイズもひどく、もうかけることもないだろうと思っていたが、雑巾がけクリーニングで復活した。昔、評論家の江川三郎さんか誰かが提唱していたもので、方法は簡単。良く絞った濡れタオルでLPの表面を音溝に沿ってゴシゴシ力一杯拭くだけです。力一杯というのがミソです。ほかのノウハウなどいっさいありません。軸受けと台のしっかりしたターンテーブルなら、その上でやるのが楽です。LPを今でもお持ちで、再生環境の残っている人は、騙されたと思って一度やってみてください。スクラッチノイズはもちろん少々の音飛びもなくなります。濁っていたような音は、鮮明に蘇ります。要するに、音溝がすり減り傷付いたと思い込んでいたものが、実は溝に大小のごみやらカビやらが付着していたに過ぎないのです。それは、ベルベットのような柔らかいもので撫でるだけでは取れないのです。

DENON DP6000

これをやって高校時代に買ったLPなども復活して、その再生環境も含めて処分するのをやめた。身の回りのものを減らすという50歳を過ぎたときに立てた方針に反するとも思うが、新たに増やすわけではないのでと、これも自分に言い訳している。実際にもうLPレコードなど買うこともないし、森田童子も一度聞いたらごちそうさまという感じだ。しばらくは、聞くこともあるまい。別に懐メロばかり聞いていたいとは思わないし、若い頃の思い出や感慨にばかり耽っていたいともまだ思わない。もっと知らない新しい歌をたくさん聞きたい。

同窓会

昨日、高校のサッカー部の同期で集まって飲んだ。集まったのは5人。きっかけはめでたい事ではなく、同期の一人が実は一昨年の暮れに膵臓癌で亡くなっていた。それを賀状のやりとりをしていたK君が今年になって知り、ほかの同期に連絡してくれていた。ずいぶん時間はたってしまっていたが、お悔やみも兼ねて集まって彼の思い出話でもしようという事になったのだ。

卒業時にはサッカー部の同期は8人いたそうだが、この日は5人が集まった。うち何人かとは卒業後も会ってはいたが、お互いあまり記憶がない。皆、若い頃は忙しかったのだ。良く言われる事だが、何十年ぶりに会ってもすぐに昔の愛称で呼びあえるのはありがたい。

ジーメンス・コアキシャル平面バッフルシステム

ジーメンス平面バッフルスピーカーシステム

つくば市のKさんの依頼によるもの。この貴重なドイツ・ジーメンス社の古い同軸ユニットを、もう3年も預からせてもらっていた。念願の新居が完成したそうで、嫁入り間近。サブバッフルを交換することで、三菱のP-610を取りつける事もできる。まどりさんの展示会で吹田の浜屋敷の蔵を改装したギャラリー兼ホールで鳴らさせてもらった。

駆動するアンプは、7C5シングル。1957年ザルツブルグでのフィッシャー=ディースカウのライブ録音を再生する。月並みな言い方だが、50余年前のその会場に居合わせ、そこでディースカウが歌っていると思わせるような臨場感がある。当時の録音を、当時のユニット、当時の真空管で、一番簡単な平たい無垢板につけたシステムで鳴らす。オーディオなんて、録音も含めて基本的な部分では半世紀の間少しも進歩していないと改めて思った。

パソコンのハードウェア更新

パソコンの部品を一部入れ替える。この何年か、セキュリティとか迷惑メール対策の手配の他は何もしていなかった。OSやアプリも新しいものは入れてないし、ハードウェアも周辺機器も手を入れていない。まあ、それだけ特に困ったことも不満もなく使えていたということだ。正月に帰省した弟と家電量販店の初売りに出かける。福袋の一つにパソコンのパーツのセットがあった。中身は以下のようなもの。

  • CPU Core2 duo E8400
  • マザーボード Asus P5Q
  • メモリー DDR2 SDRAM 1GM×2

これで、3万円で弟は安いから買っておけというが、いったん帰って調べるとこのほかにもビデオボードなども必要らしいからやめておいた。パソコンのハードウェアの最近の状況など興味もなく、まったくチンプンカンプンであったが調べているうちに弄りたくなった。年末にあたらしいデジカメを買って、画素数もファイルの容量も大きくなって、そのrawファイルを現像するのに力不足を感じていた、常用のLinuxマシンのブラウザFireFoxを、3にバージョンを上げたらよく落ちるようになった、メモリー不足などハードの問題かもしれない(という理由を自分で考えた)。

結局、Linuxを入れたたメインの自作パソコンと、Windowa XPの入ったメーカー製のパソコン・Epsono Direct MR2100ともマザーボードとドライブ類はそのままで、CPUとメモリーだけ入れ替えることにする。その内容は、下記の通り。CPUは、それぞれのマザーボードに対応したデュアルコアというタイプに、メモリーは円高のせいか安くなっているのでハード的に可能な最大値をデュアルチャンネルで入れる。


自作 Linuxパソコン(OS Vine Linux4.2 MB Intel DG965WH)更新部品
部品 価格 備考
CPU Celeron D 331
2.66GHZ/533MHz FSB/256KB L2Cache
Pentium(R) Dual-core E2200
2.20GHz/800MHz FSB/1MB L2Cache
¥6,780
メモリー DDR2-800(PC2-667) 512MB DDR2-800(PC2-667) 2GBx2(4GB) ¥3,980

Epson Direct MR2100(OS Windows XP)更新部品
部品 価格 備考
CPU Celeron D 336
2.80GHZ/533MHz FSB/256KB L2Cache
PentiumD 820
2.80GHz/800MHz FSB/1MBx2 L2Cache
¥3,980 中古
メモリー DDR2-800(PC2-667) 256MBx2(512MB) DDR2-800(PC2-667) 1GBx2(2GB)・追加 ¥2,804

2軒のパーツ屋から通販で購入したため、送料が¥1,838(¥1,050+¥788)かかった。合計¥19,382の出費。

メインで使っている(このページなども編集している)LinuxマシンのCPUを、Celeron D 331(2.66GHz 533MHzFSB 256KBL2Cache)から、Pentium Dual-Core E2200(2.20GHz 800MHzFSB 1MBL2Cache)に、メモリーをDDR2-800(PC2-800) 512MBのシングルから、同規格の2GB×2の4GBデュアルに。
CPUは、選択の範囲では最速というものでもないが()、まあ値段の兼ね合いでこんなものかと。メモリーは円高の影響もあってか、えらく安いので、マザーボード(Intel DG965WH)でサポートされている最大値を入れる。

BIOSのアップデートも購入してからまったく行ってこなかったが、新しい規格の部品を取り付けるには必要なようだ。CD-Rに、ISOイメージを焼いて無事完了。メモリーに関しては上記システムメモリーに色々書かれているが良く分からない。BIOSの表示で確認すると、以下のようにハード的にはちゃんと4GBのメモリーが認識されている。

Total Memory 4096MB
Memory Mode Dual Channel
Memory ChannelA Slot0 2048MB
Memory ChannelA Slot1 0
Memory ChannelB Slot0 2048MB
Memory ChannelB Slot1 0

Windows XPの入った機械(Epson Direct MR2100)も、CPUをCeleron D 336(2.80GHz)から、Pentium D 820(2.80GHz)に入れ替え。メモリーも、DDR2-533(PC2-4200) 256MB×2(512MB)に、同規格の1GB×2を追加。計2.5GBに。 CPUは仕様が古すぎて新品はかえって割高のため中古。

肝心の結果だが、LinuxマシンでのUFRawを使ったデジカメrawファイルの現像、GIMPを使ったレタッチなどの処理が少し早くなったような気がするFirefox3の方は、頻度はかなり少なくなったがやはり落ちる。どうもこれは、ソフトの方の問題のようだ。Windowsの方は、そもそも私は jw_cad くらいしか使わないので良く分からない。アップデート以外はサラのままに近い状態なので、もともとそれなりに安定している。

まあ、パソコンの体感上の快適さなど2世代分くらいのパーツ仕様の間隔があって、すっぽり全部入れ替えなくては分からないだろうなと今回も思った。では、私にとってはかなり大きな2万円の投資効果はというと、あたらしいデジカメで大きくなったファイルの処理に、しばらくはイラつかなくて済むという事だろうか。それよりも、メモリーも充分!CPUもデュアルコアだ!快適なはずだと言うプラシーモ(偽薬)効果が一番だ思う。


備忘録

以下は、パソコンのシステムの更新状況をチェックするためのコマンドの結果です。自分のための備忘録です。今、このページを編集しているEmacsというエディターですと、その中から直接こうしたコマンドを実行できるので便利です。それをそのままコピー出来ます。Unix(Linux)環境での標準エディタのような存在です。

お客様

千葉からお客様。まだ小さなお子様を実家に預けてご夫婦で車でおみえになる。DEVOTEと菊井に案内。その日の内にまた帰られる。若いなあと感心してしまう。