久々にサイトの改修を行いました。
理由はいろいろあるのですが、こんな個人営業のサイトでも、四年間以上も続けていると、書きなぐったものが溜まってきます。それに長い間更新されないページなどもあって、だんだんと息苦しくなってきたというのが、第一です。更新されないページは削って、また過去の記事で意味のありそうなものは、別に置き場を設けてそこに保管するようにしました。
少し専門的なことになりますが、ページのソースも相当スリムにしました。具体的に言うと、汎用ブロック要素・<div>
、汎用インライン要素・<span>
、および属性値・class
の使用を出来るだけ控えるようにしました。従来は、見栄えを制御するためにこうした要素を乱用して、ずいぶん見通しの悪いソースになっていました。こうした悪いソースのページは、一見良さげに思いますが、実は見にくく不健全だという事に、今さらながら気がつきました。ようするに、これは見出し、ここまでが段落、これは引用、と言う具合いに最低限の基本的な原理と約束事を勉強して、しっかりと基礎を作る。その上で、見栄えの仕方を考え必要な装飾を施す。当たり前の事ですが、そうした身の丈にあった作り方をすれば、それが一番健全で、結果としても良いものになります。
画像の張り付け方なども、回り込みとか、回りのマージンとかを気にして色々ゴチャゴチャいじり回してきました。しかし、ウエブでは<p>
要素でブロック化して、そのまま改行して所定の場所に置くのが、見た目の上でも一番すっきりします。それで、何が悪い?と言う気がします。
結局、一番シンプルな見せ方に戻ったように思います。しかし、それが、イマイチ垢抜けないけど真面目に、奇を衒わずに作るという私の目指す本業のあり方を現わしている。とも思えて気に入っています。
すべてのページの文書型をXHTML1.1に変更しました。それにともない専門的用語から、適宜<ruby>
要素を使ったルビを施すようにしております。何をいまさらルビかと思われるかもしれません。しかし、汎用的なユニバーサルな情報伝達手段としてのウエブという点から、これはたいへん重要なものだと思います。別のところでも書きましたが(ウエブページのルビについて、音声ブラウザ・ホームページリーダー V3.01(体験版)使用記)、これは音声ブラウザにとって、たいへん重要で有意義なものになると思います。また、様々な条件で日本に滞在する外国人にてっても有用でしょう。
2005年8月15日工房日誌に掲載